【スタッフ徒然コラムNo.27】

2006年12月11日
みなさんこんにちは。 

幸せを探し求めにいくより 
幸せを感じられる人になりたい 
えりんこです。 

今回のコラムでは「ファシリテーター」について 
書こうと思います。 

このMLに登録されている人は 
今度のキャリアデザインエキスポに来る人もいると思いますが、 
私、今度のキャリアデザインエキスポで 
「ファシリテーター」をやっちゃうんです。 

「ファシリテーター」という言葉をよく耳にするけれど 
実際にやるのは初めてなので 
(初めてとか言っちゃいけないと思うけど) 
私の友達に「日本ファシリテーション協会」 
(URL→http://www.faj.or.jp/) 
に所属している友達がいるので、 
「ファシリテーションのコツ」聞いてきました。 

そもそも、皆さんは何のためにファシリテーターがいるか 
ご存じですか? 

ファシリテーターの存在理由は二つあって 

一つめは、良い結果・目標・目的にたどり着くため。 
二つめは、参加者が楽しく完全燃焼するのをお手伝いするため。 

だそうです。 
あくまで主役は参加者。 
ファシリテーターは黒子のリーダーといったところでしょうか。 

ファシリテーターの存在意義を確認したところで 
いよいよ「ファシリテーターのテクニック」に入っていきたいと思います。 

ファシリテーターのテクニックには4つあって 

一つめは、「何について(議論の対象)、どのように(議論の構造)話しているか」参加者の認識を一致させるために、 
発言を記録・図式化した、ファシリテーショングラフィックを用いること。 

二つめは、参加者とのコミュニケーションを上手くとること。 
ファシリテーションにおいて必要なコミュニケーション力は3つあって、 

まず、「伝わる」コミュニケーション力。 
これはプレゼン力とも関わっていて、 
相手に押しつけるだけの「伝える」ではなく、 
相手に自分の言いたいことが「伝わって」いるかどうかが重要なんです。 

次に、「聞く」コミュニケーション力。 
これは世間で言われている、コーチング力と一緒で 
相手の本音を聞き出すことができるかどうか。 
同時に質問力、Iメッセージ力も関わってきます。 

そして最後に、「察する」コミュニケーション力。 
これはフィーリング力とも言われていて 
相手の話、表情、ジェスチャーから相手の言わんとすることを 
含み、感じ取る力があるかどうかのことです。 

コミュニケーションのところだけでもたくさんの 
「〜力」がでて来ましたねー。ファシリテーターって大変です。 
でも、ファシリテーターのテクニック自体はまだ二個目。 
次は三個目の説明をします。 

三つめは、Teachable Point Of Viewの理論を用いること。 
これは直訳すると、「先生の視点」にたつことです。 
つまり、Aのことを理解したかどうかは 
Aのことを知らない人に教えることで 
Aが身に付いているかどうかがわかるので 
ある物事を理解したか判断する一つの基準になります。 

四つめは、形式知と暗黙知のサイクルさせること。 
わかりやすくいうと、形式知というのはマニュアルやコツのことで 
暗黙知は言語化できずモヤモヤとした感情のことを指します。 
人は本を読んだり、誰かと会話をするなどして 
たくさんの情報を受け取ります。 
そうすることで自分の中にたくさんの暗黙知が増えて 
次第に自分の考えが固まってきます。 
固まってきたらまたそれを誰かに話して…。 
と、形式知と暗黙知をサイクルさせることで 
人間関係や私たちの知識はより活性化するのです。 
だから、ファシリテーターがリードして参加者同士の形式知を暗黙知をサイクルさせないといけません。 

4つめが難しかったですが、以上の4つが 
2人以上のファシリテーションに着く時のテクニックです。 
急には身につけられないテクニックも含まれているので 
ファシリテーション協会に所属している友達に 
ペアワークの際のコツはあるかどうか聞いてみたところ、 
二つ返事だったのでそれも紹介しておきます。 

ペアワークの際のファシリテーションのコツは二つあって 
一つは、「なぜ?」を連発してタテを深めること。 
二つめは「他には?」を多様してヨコを広めること。 
だそうです。 

これなら私にもできそうだと安心していると 
友達から最後にファシリテーターが絶対にしてはいけないことを 
教えてもらいました。 

みなさんはファシリテーターが絶対にしてはいけないこと、 
何かわかりますか? 

ファシリテーターが絶対にしてはいけないことは三つあって 
@おしつけ 
A誘導 
B強制 

どれも似たようなものですが、これらから 
ファシリテーターは中立の立場でないといけないことがわかります。 

最初にファシリテーターの存在意義でも述べたように 
あくまでも主役は参加者。 
ファシリテーターは、参加者が良い結果にたどり着くための道のりをお手伝いする役なので、自己顕示欲が強い人には不向きかもしれませんね。 

今回のコラムは以上です。 
私が述べたファシリテーターについて異論がある人は 
メール送って下さい。いろいろ論議しましょう。 

それでは、あなたの大切な時間 
読んでくださってありがとうございます。



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